記事公開日2017年04月27日17:00
その原因は高齢化だけではありません。
他にも食料の物価が上昇したことも影響していると考えられています。
物価が上昇しているにも関わらず、所得が伸びないということもあるでしょう。
エンゲル係数は消費支出に占める食費の割合のことです。
生きていく上でエンゲル係数を減らすのは難しいことであり、低所得ほど高くなる傾向にあるのが特徴です。
エンゲル係数が大きく上昇している
2016年の家計調査では、エンゲル係数が大きく上昇したことが分かりました。
エンゲル係数は家計における食費の割合のことであり、生きていく上でなかなか減らすことができない部分になります。
また食料品の値段が上昇していることも関係しています。
現在の日本では所得が伸び悩んでいます。
しかし物価は上昇しているという生活しにくい環境となっています。
今後もこの傾向が続くと考えられているため、エンゲル係数の上昇はしばらく止まらないような気がします。
エンゲル係数が示すこと
エンゲル係数の上昇に関して、考えられることがあります。
それは共働きの世帯が増加していることです。
「なぜ共働きだとエンゲル係数が上がるの?」と感じる方もいますよね。
そうすると相対的にエンゲル係数が上昇すると考えられます。
また女性の社会進出も大きく関係しています。
共働きはもちろん、一人暮らしの女性の場合などでも家でゆっくりと料理を一からするという時間を取れずに外食などで済ませるというケースもあるでしょう。
これらの日本のライフスタイルの変化がエンゲル係数の上昇に関わっていることが分かります。
まとめ
食費は生活をしていく上で最も大切な部分です。
そのため趣味のための費用や衣類などの費用よりも節約しにくいことがあります。
そしてライフスタイルの変化もエンゲル係数と大きく関わっていることが分かりました。
今は半調理品や素材にこだわった総菜などバリエーションが豊かになっていきています。
食費の節約も大切ですが、身体にとって必要な栄養をきっちりと摂れるように活用していきましょう。

