人はこの世に生を受けた瞬間から、人の支援を必要とする時期が2回あります。まずは、生まれた瞬間から数年間「育児」という時期ですね。そして、これは人にもよりますが高齢者となり身体が衰えた場合「介護」として支援が必要になる場面が訪れます。しかし晩婚化、高齢化社会が進み、「育児」と「介護」の時期が同時に訪れてしまう世代も出てきました。この育児と介護を同時に行うことをダブルケアといいますが、ケアを行う側の負担が大きく、社会問題となりつつあります。

今回はこのダブルケア問題について言及していきたいと思います。

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【ダブルケアとは?】

人の支援をする側の状態の事で「育児」と「介護」が、同時期に重なってしまった状態のことです。

子育て世代にとっては、それだけでもとても大変なことです。核家族化で「先輩ママ」の知恵をもらいながら育児をしていた時代は、もう一昔も前の話です。本とネットであれこれ調べながらという方が、多いのではないでしょうか?
そして、孤独感と疎外感から育児ノイローゼになる方も決して少なくないのが現状です。

そこに「親の介護」が必要となり、親の介護+子育てで「2面ケア」を強いっている人がいるのも深刻な問題です。反対に、祖父母に子育てを「孫育て」として手伝ってもらうというラッキーな状況の人もいます。

この違いはどこから生まれるのでしょうか?

子育てライフの「ラッキー」&「アンラッキー」の違いは?

結論からいえば年齢バランスからハッピーになれるかどうかです!では、どのような年齢バランスかを考えてみましょう

「女性の生き方の変革!」

戦後日本の夢だった「長寿社会」と「女性がイキイキ働く社会」が、現実に訪れました!
平成時代の安倍内閣では「女性活躍」を国会の主要議題として「女性活躍担当大臣」というポストも誕生しています。

この女性の社会進出により、予想になかった副作用として「晩婚化」→「高齢出産」という状況になっています。
20歳代後半・30歳代をバリバリ仕事人として生き晩婚+高齢出産になった場合、どうしても、その親も高齢化してしまいます。

子育ては、高齢者となった親にはかなりの重労働でもあります。若いおじいちゃんやおばあちゃんならともかく、高齢者の域に達した人には無理なのが現実です。

親と子供の2世代にわたり「子供を早く産む」ことができれば、「孫と楽しく遊ぶおじいちゃんとおばあちゃん」が現実となり「ラッキーな子育て期」となります。

社会の変化も拍車をかける!

「少子高齢化」と騒がれていますね。現代は兄弟姉妹の数も少なく、親戚や地域とも関係が希薄になっています。つまり、数少ない子供の肩に「親の介護」が重くのしかかってしまいます。
さらに医療の発達により平均寿命は昔と違い長く、長寿社会となっています。(決して長寿を否定しているのではありません)

その結果「年老いた親の介護」と「高年齢での子育て」の両方の「ダブルケア」は現代日本の社会問題となっています。

NHKハートネットでも取り上げられています。

「子育て」と「介護」はどちらかだけでも大変なのに、もしも同時にこなさなければならない状況になったら、日々をどう過ごせばいいのでしょうか?

内閣府の調査でこんな驚くべき数値が出ていました。育児と介護のダブルケア状況の人は、全国に25万人以上と言われているのです。
また、今後の「予備軍」も控えているというものです。(今回の育児とは一番手のかかる未就学児のことです)

つまり、現状はダブルケアでないからといって、実は他人事ではないということです。

NHKハートネットの記事はこちら

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ダブルケアに見舞われる可能性とは?

【内閣府男女共同参画局】によると結婚の晩婚化と出産年齢の上昇により、育児世代の年齢がどんどん上昇し、二つのケアが同時期にくるダブルケアは社会問題として関心を集めています。

もっと分かりやすく数字で説明してみましょう。

  • 未就学児の育児を行う者は約1,000万人
  • 介護を行う者は約557万人
  • 育児と介護を同時に担う者は約25万人

この数値は総務省「就業構造基本調査」(平成24年)によりますから、年々増加しています。

「ダブルケアによって起こる問題」

実際問題としてケアは女性に頼りがちです。その上、手助けがあまりないというのが現状ではないでしょうか?そのため女性の離職は多くなります。

また、そんなダブルケアに直面の世代は、将来に対して様々な夢がある世代でもあります。「マイホーム」が欲しい、子どもの将来に貯蓄も必要などと、金銭的にも悩みが多い時期です。

つまり問題点は「ケア」だけではなく「金銭的」な点も問題になります。

ダブルケアの改善への対策点は

知ってほしい介護サービス!があります。

まず、育児中の場合なら「在宅介護サービス」利用する方法です。ご自宅今までと変わりない生活に介護保険サービスを組み合わせる利用方法です。

  • デイサービス(通所介護):ご自宅から施設へ通うサービスです。
  • ショートステイ:短期間の宿泊というサービスです。

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精神的な負担を感じる場合には

市区町村の窓口に連絡してみましょう。
地域にも違いはあるでしょうが、「〇〇福祉課」等があります。

  • 育児=「子育て世代包括支援センター」
  • 介護=「地域包括支援センター」

がありそれぞれの支援センターでは、資格を持つ専門スタッフが相談に応じてくれます。

老人ホームを視野に入れましょう!

老人ホームに入所ということに、決して罪悪感を持たないでください!
高齢者にとっても、ケア側にとっても無理な負担はお互いの破たんへと突き進んでしまうものです。
「自分が頑張らねば!」と思っていると、高齢者にも子供にも大きな危険をもたらす場合があります。

在宅介護が困難と思われた場合は、施設入居の検討も有効な解決策なのです。

特別養護老人ホームは、空室がなかなかなくて待機状態の場合が多くあります。
ダブルケアという状況を説明することで、優先的に入所可能となる場合もあります。
それまでの間は他の施設への入所を検討してみましょう。

現代の光と影のダブルケア

ダブルケアの問題は、現代人が抱える悩みの一つです。
ひと昔なら三世代が多く、家族みんなで協力し「育児」と「介護」を分担され、1人で抱え込むことがありませんでした。核家族が定着した現代では、様々な支援制度があります。
制度を知っているかいないかで生活に大きな違いが生まれます。上手に支援を活用し「ダブルケア」の負担を軽減する方法を考えてみましょう。

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