
認知症予防に効果的な食事とは?より充実した老後を送るために
投稿日 2018/08/25
最終更新日 2018/08/17
現代の医学では完治が難しいといわれている認知症は、「なってから対処する」のではなく、「ならないように予防する」ことが大切です。
認知症の完全な予防方法は未だ確立されていないものの、研究が進んだ結果、徐々に効果的と思われる方法が解明されてきました。
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認知症の原因は?
認知症を引き起こす原因は複数ありますが、日本では認知症の原因の実に6割以上がアルツハイマー病とされています。
最近の研究の結果、アルツハイマー型認知症は、抗酸化物質の不足や脂肪の摂りすぎやミネラル不足など、日頃の食生活が大きく影響していることが判明しました。
つまり、食生活を改善することが、高い確率で認知症の予防につながる可能性があるのです。
アルツハイマーを予防する食事法
方法としては、10種類の良い食品を積極的にとり、5種類の悪い食品を避けるというシンプルなものです。普段からバランスの良い食事を心がけている人には、取り組みやすい食事法といえるでしょう。
9項目以上が達成できた人は、5項目以下だった人たちに比べ、アルツハイマー病の発症率が53%も低いという結果が出ました。
以下に、アルツハイマー病の予防に効果的な食材と控えたほうがよい食材、その頻度を紹介します。
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予防に効果的な食材
・魚(なるべく多く)
・鶏肉(週2回以上)
・豆類(週3回以上)
・全粒穀物(1日に3回以上)
・緑黄色野菜(週6日以上)
・その他の野菜(1日1回以上)
・ナッツ類(週5回以上)
・ベリー類(週2回以上)
・ワイン(1日グラス1杯まで)
控えた方よい食材
・チーズ(週1回以下)
・バター(なるべく少なく)
・お菓子(週5回以下)
・赤身の肉(週4回以下)
認知症を予防するには
食事においては良し悪しが混在しており、食事の内容次第で予防になるか症状を進行させるか、真逆の効果につながってしまいます。しかし、食品の良し悪しを踏まえた上で、大切なのは摂取する食材全体のバランスです。
認知症予防のために、何よりも健康のために、日頃からバランスの良い食生活を心掛けてはいかがでしょうか。
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弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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