
デマンドタクシーを活用して、移動を便利に!
投稿日 2016/02/08
最終更新日 2016/02/08
そんな交通網問題を抱えている地域にデマンドタクシーが登場しました。デマンドタクシーとはどういった交通機関なのでしょうか。
バスや電車がなく買い物ができない
本数が少ないことから、バスを使いずらく利用者が減り、結局は廃線になってしまう悪循環に陥っています。しかしながらバス運行も慈善事業ではありません。利用者が少なくなれば運営が立ち行かなくなり、廃線するしかないのです。また電車に関しても、運行はかろうじて残っていても1日2本しか運行していないケースもあります。
乗り合いタクシー「デマンドタクシー」
そんな交通機関空白地域で徐々に増えてきているのが乗り合いタクシーの「デマンドタクシー」です。過疎化・高齢化が増加の一途をたどる中、路線バスなどが撤廃した地域では需要の声が多数上がっていました。デマンドタクシーは地元のタクシー会社などが国土交通省に申請して運行しています。事前に予約をし、ほかの乗客と相乗りになりますが自治体費用の一部を負担してくれるため、通常のタクシー料金よりも割安で利用できるようになっています。買い物や通院、駅までなどの移動手段として活躍しています。
デマンドタクシーの実例
実際に去年7月から町内全域を対象として運行を始めたとある自治体では、月曜日から土曜日までの6日間、朝9時から夕方4時までの間に一日8便運行しているそうです。自宅から役場、病院、最寄駅など38か所に停留所を設けていて、一回の利用料金は500円と設定されています。路線バスの料金と比べると割高になりますが、通常のタクシー料金と比べたら確実に割安といえるでしょう。
デマンドタクシーの課題
去年11月末までの利用は一日平均23.2人となっています。しかし、交通空白地域で困っている人はまだまだいるはずだと想定されています。デマンドタクシーを知らない人がまだ町にはたくさんいるはずだ、と担当者は話されています。この制度をもっと町中の人に認知してもらうことが、当面の課題といえるでしょう。
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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