
断熱リフォームの効果は室内温度だけにあらず!血圧低下のメリットもある!
投稿日 2017/02/21
最終更新日 2017/02/18
この研究は平成26年度から国土交通省が行っている「スマートウェルネス住宅等推進事業」によりもたらされたものとなっています。
実際に住宅に対して断熱リフォームを実施し、健康状態の変化を調査していくのですが、室温が上がることで血圧が低下するということが分かりました。
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冬の室温低下のリスクとは
特に起床時に部屋が寒くて震えてしまう方もいるのではないでしょうか。
この室温の低下により、人間の身体でも変化が生じます。寒さで全身の血管が収縮してしまうため、血圧が上昇してしまいます。
温かい寝具の中で身体がリラックスしている時には血圧が低下している状態です。
しかし寒い室内に出ることにより、血管が収縮し、急激に血圧が上昇してしまいます。この急激な血圧の変動は心筋梗塞や脳梗塞の発症リスクを高めてしまうのです。
そのため国土交通省は住宅の断熱化リフォームを行い、室温を下げないようにすることが大切としているのです。
入浴時にも注意!
寒い日の起床時だけではなく、入浴時にも同様に血圧の変動が起こりやすいため注意が必要です。
入浴時に起こる「ヒートショック」というものを聞いたことがありませんか?
このヒートショックこそが上記の起床時のように温かいところから寒いところに行くという寒暖の差によって起こる突然死のリスクになります。
入浴時には温まった居間から冷えた脱衣場に行き、さらに衣類を脱ぐことになります。
そして身体が冷え切ってしまい、温度が高めのお湯にすぐに入ることになります。そうすると血圧の変動が急激に起こってしまうことになります。
血圧が急激に上昇してしまうことで脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まります。
一方血圧が急激に低下してしまうことで浴槽内であれば意識を失い、溺死してしまうリスクが高まります。
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室温の差がないように意識しましょう!
ヒートショックを予防するには、住宅内の温度差がないようにすることです。
自分がいるところだけ温めておくのではなく、脱衣場や浴室、寝室を温めておくことも突然死のリスクを防ぐために必要なことになります。
脱衣場の場合はヒーターを設置する、浴室の場合はシャワーを出しておく、浴槽のふたを開けておくなどで温めることができます。
寝室は就寝前に暖房で温めておく、起床する前にも暖房をタイマーでセットしておくということだけで急激な温度変化を予防することが可能です。
まだまだ寒い日が続きます。
今日から部屋の温度差がないように気を付けていきましょう。
また住宅が古い場合などには断熱リフォームも検討してみることも必要になるかもしれません。
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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