
大腿骨の骨折は女性に多い!?その関係性とは!?
投稿日 2017/11/17
最終更新日 2017/11/11
この骨折を予防するために注目されているのが女性ホルモンに似た働きをする「大豆イソフラボン」です。
よく化粧品などに含まれている成分なのですが、骨密度の低下を抑える働きをしていることが分かっています。
女性は閉経後に女性ホルモンが減少するため、骨粗鬆症が起こりやすくなります。
骨粗鬆症になってしまうと骨折するリスクが高いため、結果女性の方が大腿骨骨折が多くなると言えるのです。
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40歳以上の大腿骨骨折はある地域が多い
大腿骨の骨折について調査をしているグループが発表した40歳以上の女性の大腿骨骨折の発生率は中部から九州にかけての西日本で高く、地域差は最大で2倍近くにもなるということが注目されています。
この地域性にはある成分を含む食品の摂取量が関係しているようです。
その食品とは納豆です。納豆は発酵食品であり、腸内環境を整える効果があります。
またその他に大豆イソフラボンを多く含む食材であることも関係しています。
関西よりも関東が納豆を食べる人が多いとのことで、この大腿骨の骨折に関しても地域差があるのではという結果になったのです。
大豆イソフラボンとエクオール
大豆イソフラボンは化粧品の中に含まれていることもあるメジャーな成分です。
女性ホルモンと似たような働きをするものであることも分かっており、女性にはぜひ多めに摂って欲しいものです。
しかし大豆イソフラボンを積極的に摂っていても「エクオール」という成分を作り出せなければ意味がないということが分かりました。
このエクオールを作ることができるのは日本女性では2人に1人という調査結果も出ています。
そして作り出す働きに関係しているのは腸内環境が整っているかどうかということで、納豆を多く摂る関東の女性が作り出す力が大きいと言えるのです。
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まとめ
閉経後の女性は特に女性ホルモンが少なくなるため、骨粗鬆症のリスクが高くなります。
そのため、積極的に大豆イソフラボンを含む食品を取るようにしたいものです。
摂取の上限は70~75mgとされています。
ちなみに日本人の平均摂取量は1日当たり16~22㎎とされていますので不足していることが分かります。
毎日の食事に納豆や豆腐などの大豆製品を食べるよう意識してみてはいかがでしょうか。
またエクオールを作り出せない女性の場合にはサプリメントを取り入れていくと効果的に摂取できますよ。
ぜひ今日から意識してみてくださいね。
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弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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