高齢者が転倒した時などに起こしやすいのが大腿骨近位部骨折です。

そして受傷後早期に手術により治療することで骨折前の状態に戻ることができる可能性が高くなるとされています。

その手術を行うという治療をスムーズに進めていくためには多職種連携が有効であるという内容のセミナーが行われました。
実際に大腿骨近位部骨折に関わる医療関係者が参加し、活発な意見交換が行われたそうです。

大腿骨近位部骨折は早期手術による治療が有効

大腿骨近位部骨折の治療に早期手術を実現へ!についてのイラスト
高齢者に起こる骨折の中でも多くを占めるのが大腿骨近位部骨折です。
その骨折後の早期に手術を行うと受傷前の歩行状態まで戻すことができる可能性が高くなるとされています。

しかし早期手術を実現するためには多職種連携が必要になってきます。

手術をするかどうか決めるのは医師ですが、手術をするための準備や検査など看護師や臨床検査技師、放射線技師など様々な職種が関わります。

併せて高齢者が高血圧などの疾患を多く抱えていることもあり、薬剤師などの専門職も関わりが必要になります。

そうした多職種連携を図り、24時間以内の手術を目指している病院での取り組みが今回のセミナーで紹介されました。

大腿骨近位部骨折とはどんなもの?

そもそも大腿骨近位部骨折とはどのような骨折なのでしょうか。
この骨折は高齢者が転倒した時に臀部を強く打った時に起こります。

また骨粗鬆症がある高齢者の場合には強く打たなくても骨折をしてしまうことがあります。

受傷後は足の付け根(股関節)がひどく痛むため立ち上がることができない状態になります。
そして治療としては手術が行われます。

高齢者の状態によっては保存的治療が行われることもあります。

大腿骨近位部骨折してしまうと寝たきりになるリスクがとても大きくなります。
受傷後痛みや安静にすることで筋力の低下が起こり、寝たきりへとつながってしまいます。

今後高齢化社会が進行していく中で大腿骨近位部骨折を含む大腿骨骨折にて寝たきりになってしまう高齢者の数が増えてしまうことが懸念されています。

まとめ

高齢者の場合、数センチの段差でも転倒してしまうリスクがあります。
それは高齢者の歩行を見てみると分かるのですが、足が上がらずにすり足状態になってしまうためです。

高齢になっても足をしっかりと上げて歩行ができるようにするためには高齢になる前からの運動習慣が必要になります。

高齢になり大腿骨骨折をしないためにも今から足を上げて歩き続けられるように下肢の筋力をつけていくことが大切であると言えます。



2016年12月10日 9:00