お茶やミネラルウォーターとともに、一般的な飲み物として世界中で多くの方が愛飲しているコーヒー。自動販売機やカフェで手軽に購入できるほか、近年ではコンビニエンスストア大手各社がいわゆるコンビニコーヒーを導入したことで、より広く普及しています。

今回は、そんなコーヒーに含まれている成分「カフェイン」の健康効果についてご紹介していきたいと思います。

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カフェインとは

カフェインという名前は知っていても、どれだけの人がカフェインのことを知っているでしょうか。

眠気覚ましにコーヒーやエナジードリンクを飲む人がいることからも分かるように、カフェインには覚醒作用があり眠気や倦怠感に効果があります。また、医薬品として総合感冒薬鎮痛剤に用いられており、偏頭痛の薬に含まれています。

医薬品に使用されている成分ということもあり、その効果は確かですが、一方で副作用への注意が必要です。例えば、頭痛を抑える効果がある一方、常用すると頭痛が起こりやすくなるほか、不眠やめまいの症状が現れる場合もあります。

また、カフェインは繰り返し摂取すると薬物耐性が形成され、常用するとすぐに効果が減少します。繰り返し摂取することで精神的損傷が発生することもあるので、過剰な摂取を控え、適度な量を守りましょう。

コーヒーは健康に良い?悪い?

カフェインは、お茶やエナジードリンク、コーラなど、身近な良く知られる飲み物に含まれているだけでなく、多くの食べ物にも含まれています。そのため、知らずに食事でカフェインを摂取していた、ということもあるかもしれません。

しかし、やはりカフェインを含むものとして真っ先に挙がるものといえばコーヒーでしょう。

少し前はコーヒーといえば健康に悪いイメージの飲み物でした。しかし、最近になりコーヒーの健康効果が注目されています。

論文によると、コーヒーを多く飲む人ほど心血管疾患や呼吸器疾患などの死亡リスクが提低減することがわかりました。1日3~4杯のコーヒーを飲むことで、総死亡のリスクが10~20%低下するというデータもあります。
つまり、コーヒーには健康効果が認められるのです。

ただし、妊娠中にコーヒーを摂取すると流産などのリスクが増加するというデータもあることから、妊婦はコーヒーの摂取を控えた方がよいでしょう。

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カフェイン摂取による影響

コーヒーが健康に良いとはいえ、やはりカフェインの過剰摂取は良くありません。

上述したようにカフェインはさまざまな食品に含まれています。そのために知らず知らずにカフェインを摂取していることもあり、気づかないうちに1日の摂取量を超えているかもしれません。

日本中毒学会の調査では、カフェインの過剰摂取による急性カフェイン中毒を引き起こし、救急搬送された患者が5年間で101人。中には心配停止状態で運び込まれた患者もいたそうで、うち3人が亡くなっています。

カフェインを含む飲料で、特に健康に対する有害性が強いと報告されたものが、エネジードリンクです。

近年、エナジードリンクは若者を中心に急激に売り上げを伸ばしており、自動販売機やコンビニで手軽に購入できる定番商品です。日本国内では40種類以上のエナジードリンクが売られていて、多いものでは1缶でコーヒー2杯分のカフェイン含有量があります。

このように、コーヒー以上にカフェインを含んでいるエナジードリンクですが、同じ商品であっても国によって成分が異なるので注意が必要です。海外のエナジードリンクの中には、カフェインが大量に入っているものがあり、エナジードリンクの飲みすぎによるカフェインの過剰摂取で死亡事故が起きています。

一方、国内に目を向けると、死因不明の人のうち36人の血液から高濃度のカフェインが検出されたというデータもあります。

気をつけるべきは摂取量

結論として、カフェインは摂取量に気をつけてさえいれば危険なものではありません。

気をつけるべきは、安全に摂取できるカフェインの量です。
EUの欧州食品安全機関(EFSA)は、カフェインの摂取量を「成人では1日400mg未満に抑え、1回の摂取量が200mgを超えないようにするべき」と公表しています。
基本的には体格によるのですが当然個人差もあり、カフェイン感受性が高い人は安全とされている摂取量であっても不調を来たします。

カフェインを含む食べ物や飲み物は身の回りに溢れており、手軽に購入できます。また、効果も期待できるので、取りすぎは良くないと分かっていても摂取してしまうこともあるでしょう。
国やメーカーも対策に乗り出しているとはいえ、最終的に判断するのは自分自身です。
自分が1日どれくらいカフェインを摂取しても大丈夫なのか理解した上で、健康に害を及ぼさない程度にカフェインと付き合っていきましょう。

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