たばこの煙は人体に有害というのは周知の事実でしょう。また、依存性が高く個人ではやめることが難しいため、病院で医師の指導のもと禁煙を試みる禁煙外来も今や珍しくありません。

昭和の時代には路上喫煙が当たり前だったものの、現在は喫煙スペースがごく一部に限られており、喫煙者を含めタバコを取り巻く環境は大きく変化しました。

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たばこによる健康リスク

日本人の健康寿命と平均寿命の差は、およそ9~13年となっています。つまり、この期間は介護を受けて生活しなければなりません。この差が大きくなると、それだけ介護を受ける期間が長くなるため、平均寿命を縮めることなく可能な限り健康寿命を延ばしたいもの。

しかし、この健康寿命を縮めてしまう大きな要因がたばこにあるのです。

たばこは、寝たきりの原因の1位である脳卒中と2位である認知症のリスクを高めます。寝たきりになると、必然的に介護が必要となることから、タバコは介護を必要する人を作る要因になっているといえるでしょう。

また、日常的な介護がなく健康的な生活が送れる期間(平均自立期間)を比べてみると、タバコを吸う人は、吸わない人より4.4年短いというデータもあります。つまり平均して9~13年だった介護期間が、この4.4年分広がってしまうのです。

このように、たばこは健康リスクを高めるものです。しかし逆に言えば、現在たばこを吸っている人は、たばこをやめることで病気になるリスクを減らすことができるともいえます。
難しいとは思いますが、できるだけ早い禁煙が、喫煙者の健康寿命を延ばすのです。

たばこによる損失

たばこに詳しいある大学教授が「たこは健康に悪影響を与えるだけでなく、社会全体に大きな損失をもたらしている」という言葉を残しています。

東京消防庁の調べによると、たばこは死者を出す住宅火災の原因の一位になっています。同時に、火災における死者の家族構成で、最多は高齢者の一人暮らしです。

この二つの事実から、喫煙者が高齢の場合、火災のリスクが高まるといえるでしょう。過去たばこの不始末による老人ホーム火災が起きたことも、その証左といえるのではないでしょうか。

斯様に、たばこは健康を害するだけでなく、様々な損失をもたらす可能性があるといえるでしょう。そこに高齢者という要因が加わることで、介護問題などのさらなるリスクの増大が懸念されます。

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たばこのリスクと禁煙による健康

ここまで、たばこがもたらす様々なリスクをご紹介してきました。

喫煙者の健康という直接的なものもあれば、受動喫煙による間接的な被害、また火災の原因など、その幅は多岐に渡ります。また、寝たきりになれば、医療費の増大や介護も必要になるなど、影響が及ぶ範囲は喫煙者の想像以上に広がります。

ご本人の健やかで楽しい老後のためにも、ご家族をはじめとした大切な人たちのためにも、一度本気で禁煙を考えることをお勧めします。

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