
高齢者でもまだ安心の転び方!クセづけが体を守るかも!
投稿日 2017/08/18
最終更新日 2017/08/12
そのためけがを防ぐことができる転び方を意識していきましょう。
安全な転び方については海外で研究され、実際に95歳の方が14000回も転倒してみた動画もあります。
転倒をしやすい高齢者が意識して安全な転び方をしていくことでけがなどによる要介護状態になることを防ぐことができます。
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安全な転び方とは
安全な転び方について提唱している海外の理学療法士は以下の方法で転倒するようにとしています。
・前や後ろに直接転倒しないように回転し、身体の側面から転倒をする
・顎を引き、頭を守る
・転倒する時には手をつかない
・手をクッション代わりにする
・膝を曲げて衝撃を吸収するような体制を取る
・太ももやお尻などの衝撃を吸収しやすい部位が転倒した時に先につくようにする
以上のことを転倒するという時に意識していくことでけがを予防できるとしていますが、実際その時にこれらを意識した転倒ができるかと言われると疑問が残ります。
しかし頭を守るために衝撃を吸収しやすい部位から着地するということを意識することで頭を強打することは免れそうです。
転倒をすることで起こるリスクとは
高齢者が転倒した時に起こるリスクには、衝撃による骨折があります。
特に大腿部の骨折は転倒時に多く発生しており、骨折後の状態によっては寝たきりや要介護状態になるリスクが高いものです。
また頭部をコンクリートなどのかたいところに強打することで脳へのダメージが考えられます。
硬膜下血腫などの命に関わることにもつながりますので頭への衝撃は避けるようにしなければなりません。
特に脳へのダメージは時間が経ってから分かることもあります。
高齢者の場合だけではないのですが、頭を打ったあとしばらくして認知症のような症状が出てきたというケースも多くあります。
CT検査を受けると血種があり、その除去手術を受けると症状がピタッと収まるということもありますので頭を打ってから数時間~数日はよく観察をしておくようにしましょう。
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まとめ
転倒する時に絶対にけがをしない転び方は正直ありません。
しかしけがを回避する、頭へのダメージを回避するための転び方は上記で説明した通りです。
いざという時に安全に転倒できるように日々イメージトレーニングをしていきたいものです。
これは高齢者のみならず皆さんも意識していくようにしましょう。いつ転ぶかは分からないのですから…。
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弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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