飲んで飲んで飲まれて飲んで――。過度な飲酒は糖尿病や生活習慣病のリスクになると言われてきましたが、大量の飲酒は認知症のリスクを高めることをご存知だろうか。

酒は百薬の長なんて言われたりもするが、何事もやりすぎはよくない。今回は飲酒と認知症の関係についてご紹介していきたいと思います。

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大量の飲酒は認知症のリスクを上げるかも!?

30年間に渡りアルコールの消費量が高かった者(一週間に30ユニット以上の飲酒量)には、海馬の萎縮が高い確率で起こった
引用:ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル

だが一方で、別の研究では缶ビール350mlを1週間に1~6本ほど飲むと認知症発症率は最も低くなるとも言われている。

さすが百薬の長と言われるだけあって、少量の飲酒は認知症の発症リスクが低いようだ。――冒頭でも言ったが、やりすぎはよくない。飲み過ぎはよくないのだ。

なぜ大量の飲酒が認知症のリスクを高めるのか

アルツハイマーの原因は、皆さんもご存知の通り脳の萎縮によって起こる。この脳の萎縮は記憶するために必要な領域である「海馬」を中心に萎縮すると言われている。これは、ベータたんぱくと呼ばれる異常なたんぱく質が脳の溜まってしまい、神経細胞が死んでしまうことが原因だと言われています。

まったく飲酒をしない人と日頃から飲酒が習慣になっている人の脳をMRIで比較すると後者は10%~20%脳が萎縮していることが多いと言われています。

なぜお酒を飲むと脳が萎縮してしまうのかについては、原因はよくわかっていませんが、一般的にビールを飲むと脳細胞が○万個死滅するみたいなことは実しやかに囁かれていますね。これは飲酒習慣がある人達は食生活が偏りがちであることが原因だとも言われています。飲酒をする人はお酒に合う乾物や缶詰、またはジャンクフードをよく食べるため、栄養バランスが崩れやすいと言われています。

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一度死んだ細胞は回復しない!?

認知症が快方に向かうことはほとんどないと言われていますが、一度萎縮した脳は同じ大きさに戻ることは二度とないと言われています。毛髪や皮膚は幹細胞によって再生することができますが、脳には回復の機能はありません。

――つまり、お酒を飲めば飲むほど脳は萎縮していくということですね。これは日頃から飲酒の習慣がある人にとって背筋が凍るような話ではないでしょうか。

ただ、海馬や小脳のような重要な領域が急激な変化をしない限りは日常生活に支障をきたすようなことはないと言われています。――つまり、適量を守っていれば、脳は萎縮していきますが心配する必要はないということです。

1日どれくらいまでなら大丈夫?

1日どれくらいまでなら大丈夫かということは、残念ながらわかっていません。――ただ、お酒に弱い人はできるだけ飲酒をしないほうが良いということが言えます。

例えば少し飲んだだけで顔が真っ赤になってしまうのであれば、それは体が危険信号を出しているということです。すぐに顔や体が赤くなってしまう人は、体内でアルコールを分解する能力が低いと考えられています。

飲酒をすると、アセドアルデヒドという毒性を持った物質が生成され、これは様々な疾病に関わるとされています。例えば有名なものでは糖尿病やガンなどがこれにあたります。

ですので、これ以上飲んだらシンドいなと思う8分目でとどめておくのが良いでしょう。

まとめ

さて、飲酒と認知症のリスクについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?現代人は仕事の付き合いもありますし、ストレスとも戦わなければならないので、お酒とは切っても切れない生活をしている方も多いとは思います。

お酒をやめろとは言いませんが、お酒のリスクをしっかりと理解して、適量を守ってほどほどに楽しむようにしましょう。

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