
2016年選挙権の引下げをきっかけに、見直すべきポイントは?
投稿日 2016/06/28
最終更新日 2016/06/30
選挙権の年齢引き下げに伴い、今よりも若い人たちが選挙に興味を持ち、そして若い人の考え方が反映されるようになると良いのですが…
現在の社会保険に関する負担
年齢が上がるにつれて収入が上がることが多い日本。「高齢者を大切にする」と言う考え方が昔から続いているためか、社会保険料などもシルバー世代の保険料の方が少なく、若い世代の負担が大きくなっています。
主な税別にみた場合です。消費税は誰でも何かを購入した時などに公平に8%かかってきます。22歳頃を起点に消費税の負担額は減少し、60歳頃にいったん上昇し、その後も緩やかに上昇をしていくそうです。これは年功序列で収入を考えた時に消費が変わらないのにもかかわらず若い頃は収入が上がるため負担が減少、そして定年退職を迎える
60歳で収入がなくなるが生活自体は変わらないために負担が増えるとされているためです。
社会保険料では収入に応じた負担額になるため格差はあまりないと言われています。
今後の高齢化社会でどうしていけばよいのか
今の日本は高齢化社会です。そして2025年問題も控えています。そのため今のままのシルバー世代の負担が軽減されたままであると最悪、財政が破綻してしまうことも考えられます。やはり収入がある・資産を持っている高齢者の負担を増やしていくべきではないでしょうか。今の日本では年金を受給するようになるとその年金から社会保険料を取られることはありません。逆に年金に対する控除は社会保険料よりも優遇されています。
また社会保険料に関してもシルバー世代は優遇されています。そのため
収入に応じての負担額の増減を行うべきではないでしょうか。
まとめ
選挙権の年齢が引き下げられましたが、選挙に興味を持つ若い世代は多いのでしょうか?また自分たちにとって魅力のあるマニフェストを掲げている候補がいるのでしょうか。今の選挙を見ていても若い世代には響いてこないものばかりのような気がします。そのため自分が選挙に行って投票しても何も変わらないだろうと選挙に行かない人が多いのではないでしょうか。
これからの未来を支える若い世代たちがもっと選挙に興味を持ち、自分たちで国を変えていくんだと思わせるような選挙ができたらいい方向に行くのではと思います。
そして今のこの税に対する世代間の負担についてももっと大きく取り上げてどの世代も公平な負担額になるようにして欲しいです。
弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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