
肺炎予防。日本人の死因で多い病気です。
投稿日 2018/06/29
最終更新日 2018/03/31
特に高齢者の場合肺炎にかかると重症化しやすく、命を落とす危険も高まります。
また肺炎には様々な種類があります。
日常生活の中でかかる市中肺炎、入院後に発症する院内肺炎、介護施設などの施設に入居している高齢者がかかる医療・介護関連肺炎の3種類になります。
高齢者は肺炎になりやすく、重症化しやすいため、しっかりと予防をしていかなければなりません。
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肺炎の種類は3つある
肺炎は日本人の死因の第3位に位置付けられています。
特に高齢者や乳幼児の場合肺炎になりやすいため注意が必要です。
肺炎には種類があり、市中肺炎・院内肺炎・医療介護関連肺炎の3つです。
市中肺炎は日常生活を送っている中で何らかの病原菌微生物が肺に入ることで起こるものです。
2つ目の院内肺炎は病院に入院中に発症する肺炎、医療・介護関連肺炎は医療施設や介護施設に入所している高齢者や自宅で介護を受けている高齢者がかかるものです。
これらの分類は治療にも影響があるため明確に分けられています。
例えば医療・介護関連肺炎では誤って肺に食事などが入ってしまうことで起こる誤嚥性肺炎が含まれています。
この場合と病原菌微生物が原因の肺炎では治療が変わってきます。
肺炎を予防するには
高齢者は肺炎にかかると重症化しやすく、命に関わるものでもあります。
そのため肺炎にかからないようにすることが必要です。
高齢者の場合には肺炎球菌ワクチンを年齢ごとに接種するよう推奨されています。
肺炎球菌による肺炎は市中肺炎の約30%を占めています。
この肺炎球菌ワクチンの研究によるとワクチン接種をしていた場合とそうでない場合の肺炎の発症率や死亡率が最大50%予防できるという結果も出ています。
また誤嚥性肺炎に関しては食べ物などを誤嚥しないようにすることが大切です。
合わせて口の中もきれいにしておくことで口腔内の細菌等を肺に誤嚥するリスクが低下します。
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まとめ
誤嚥性肺炎は要介護者に多く発症します。
そして誤嚥性肺炎は繰り返ししやすく、繰り返すたびに体力が低下し、寝たきりになるリスクが高まります。
また誤嚥性肺炎を繰り返すと口からの食事や水分摂取を禁止されることも多いため、生きる意欲の低下にもつながってしまいます。
こうした大きな影響をもたらす誤嚥性肺炎を予防し、いつまでも自分の口から栄養摂取でき、食べる楽しみを感じることができるように今からしっかりと口腔ケアなどを意識して行っていきましょう。
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弊社担当者のご紹介
田中 晴基(介護施設スペシャリスト)

入社3年目の田中と申します。前職での介護経験を活かしお客様のご希望にマッチングした施設をご提案します。また介護のあらゆる問題をテーマにしたコラムも執筆し幅広く情報発信しています。
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