先日、健康な高齢者にとってはアスピリンは有害である可能性があるという研究結果がモナシュ大学のチームが方向しました。

これまでアスピリンを1日1錠服用すれば心血管疾患や大腸がんを予防できるとされていましたが、これを覆すような研究結果が発表されたのです。

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アスピリンとは

アスピリンとは、主に以下のような症状に対して服薬される錠剤薬として知られている。


関節リウマチ,リウマチ熱,変形性関節症,強直性脊椎炎,関節周囲炎,結合織炎,術後疼痛,歯痛,症候性神経痛,関節痛,腰痛症,筋肉痛,捻挫痛,打撲痛,痛風による痛み,頭痛,月経痛
引用:アスピリン「バイエル」

このアスピリンががんの予防薬として注目されたのは1988年、オーストラリアの疫学者クーネによってアスピリンを服用している人の大腸がんの罹患率は、服用していない人より約40%も低いということが発表された。

アスピリンが健常者の健康に被害を与える!?

ところが先日発表されたレポートによると、アスピリンが健康な高齢者にとって有害である可能性があると発表された。

この研究では、オーストラリア国内とアメリカに住む計2万人の健康な高齢者から半分にに1日100ミリグラムのアスピリンを、もう半分に偽薬を投与した。
その結果、アスピリンを投与したグループでは上部消化管と頭蓋(ずがい)内の出血が多く、さらにがんによる死亡率が高かったとしている。

同大学によれば、「アスピリンの投与は必ずしも中止するべきではない」としながらも、注意喚起を促しており、服薬をやめたりする場合は医師に相談するように呼びかけている。

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クーネのレポートは間違っていたのか?

アスピリンに関しては、これまで様々な研究がされており、心臓発作や脳卒中の病歴がある患者に対して再発予防効果があるとされていた。

実際に米予防医学作業部会も心血管疾患と大腸がんの予防手段として用量を守った上で投与することを勧めている。

ところが今回、このアスピリンが健康な高齢者に対しては有害である可能性があることが分かったのです。

必ず医師に相談を

今回のレポートによって、アスピリンの健康な高齢者への効果に疑問が投げかけられる形となったが、先程も解説した通り「必ずしも中止すべきではない」とされている。

今回の研究から得られた結果は過去の実験結果から考えると予想外の結果であるため、まだまだ検証の余地がありそうだ。

もし読者諸君がアスピリンを服薬している場合は、必ず担当医師に相談してから服薬をやめるなどの対応をとってください。

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